【城太郎日記】ユング心理学・カウンセリング



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ここでは、読み物を書いています。
このページは、「体罰問題に関する短い見解」について。

体罰問題に関する短い見解


『体罰問題に関する短い見解』



いろいろと問題になっている体罰の問題ですが、まったく反対だという意見もあれば、比較的賛成だという意見もあるようです。

これはブログの方で書いたことですが、体罰が必要だという意見には、誤認識や錯覚があるように思います。

 → 「体罰は必要という錯覚」


そこで確かめてほしいのが、以下の点。


<因果関係を見直す>

体罰により、人間は成長するのか?

その成長は本当に、体罰によるものなのか?

体罰でないといけないのか?


<罪悪感の問題>

自分が悪いからという罪悪感で、暴力まで受け入れてしまってないか?

仮に悪いとして、体罰でないといけないのか?


<一番大事なのは何か?>

人間的成長? スポーツなどの結果?

そのために必要なことは何だろう?

それは体罰でないといけないのか?

本当にそれは、体罰で達成されるのだろうか?


それを考えれば、答えが出ると思います。

時に叱る必要が出たりもするでしょうけども、体罰である必要はありません。

叱ればいいのであって、暴力を振るう必要はどこにもない。

ハッキリ言うと、体罰を振るう人は、叱り方がヘタなのだと思います。

なので、叱り方――もっといえば、選手との向き合い方――を考え直した方がいい。


あと、体罰を使った相手に対してですが、何も全人格を否定することはありません。

前述のとおり、叱り方がヘタなだけです。

他の部分では、選手想いだったり、生徒想いだったりするのでしょう。

なので、体罰や指導方法のみを問題とし、そこを徹底的に修正すればいいです。


ということで、彼らの全人格を否定するのは、「批判がヘタ」ということになるでしょう。

いや、気持ちは分からなくもないですが。


人間そのものを否定することに対し、身近な人ほど抵抗があるのだと思います。

けれど、その結果として体罰を肯定するのは、おかしい。

なので、分けて考えます。

・体罰行為を否定し、もう、しないようにする。
・人格や人間性は、また別に考える。


これを機会に、体罰を卒業することが望まれます。








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