城太郎日記 ユング心理学 スマートフォン版


どうして、特定の場面で、緊張するんだろう?

赤面したり、うまく話せなくなったり、カッとしたり。

その原因は?

コンプレックスとは?


ある特定の状況で、固まってしまう。思うように動けなくなる。怒りっぽくなる。訳が分からなくなる。

要するに、いつもとは違う自分になってしまう。

そんな時、コンプレックスが関与しているのかもしれません。


<時間超越の罠>

こんな時、何が困るのか? それは、こんなことではないでしょうか?

・思ってもない感情が出てきて、制御できない。

例えば、ある人の前だと、いつもとは違ってしまう。

でも、その人に対しては、特別な感情はない。

なぜ、こんなことが生じるのでしょう?


<コンプレックスの性質>

これは、コンプレックスの性質によるものだと思われます。

コンプレックスは、「感情によって色づけられた複合体」とか「無意識内に存在して、何らかの感情によって結ばれている心的内容の集まり」と呼ばれる。

目の前の何かと、無意識内にある何かを結びつけるのですが、その際、強い感情(情緒)が関わってくるんですね。

これを上のケースにあてはめ、まとめると、以下のようになります。

・目の前のものと無意識にある何かとを、
 結びつける。
・その際、強い感情が関わってくる。
・そのため、情緒が乱れる。

・目の前の対象と情緒が直結してないため、
 不思議に思う。
・コントロールが難しく、困ってしまう。



「どうして、あの人の前だと、こうなるのだろう?」
「どうして、あの状況だと、おかしくなるのだろう?」

こういう時は、コンプレックスの影響があるのかもしれませんね。


(続く)




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