城太郎日記 ユング心理学 スマートフォン版


「冗談じゃないか!」

「冗談も分からないの!」

言わない方がいい言葉(4)


ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス 著
石井千春 訳
「子どもが育つ魔法の言葉」より



<言わない方がいい言葉>


人をからかう言葉


我々は時に、からかい合います。

特に、親しい人とは、そうかもしれません。


でも、時々は、気をつけないと。

言う方は軽い気持でも、言われた方はひどく傷ついているかもしれない。


言う方は時に、「冗談じゃないか」と言うかもしれません。

それは、本当なのでしょう。

でも、言われた方にしたら、「冗談じゃない!」といった気持ちかも。

この時、言う方と言われた方の気持ちは、同じじゃないのです。


こういったギャップが理解できないと、やがて事件だって起きるかもしれません。

「ほんの冗談のつもりだった」「遊びのつもりだった」

加害者は時々、こういうことを言います。





親しい人と からかい合う時でも、どこかで気は遣っているものです。

「言ってはならないことは、言わない」

「触れない方がいいようなことは、触れない」


それを守りながら、からかい合います。


車の運転でいえば、アクセルを踏んでからかい合い、盛り上がりながら、どこかでブレーキを踏み、調節しているのです。

「あ!」と思ったら、ブレーキを踏み、大事故を避けます。


それをどこで判断しているのかといえば、ひとつは「顔色」

相手の顔を見て「あっ!」「はっ!」と思ったら、それに対応する。


時には、「ごめん」と言うかもしれない。

言わないまでも、話を変えたり、黙ったりする。

そうやって、微調整し、事故を避けます。



人の関係も、車の運転も、似ているところがある。

アクセルを踏むばかりでは、あぶない。

周囲に目を配らないのも、あぶない。

ブレーキは、うまく使うに限る。


人間関係に道路にあるような信号はありませんが、別の信号はあるようです。

そしてそれを無視すると、大事故になるかも。


(続く)




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