カッとなって叱るより、話を聴いた方がいい。
ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス 著
石井千春 訳
「子どもが育つ魔法の言葉」より
<言わない方がいい言葉>
失敗した時
× 「何やってるの! ぶきっちょなんだから!」
↓
○ 「どうして、○○しちゃったの?」
どうして失敗したか話し合い、学ぶ。
グズグズして、約束を守らない時
× 「ワガママ言わない!」
↓
○ 「どうしたの?」
何かしたくないことや、他にしたいことがあるのかもしれない。
話を聴けば、解決法が出てくるかも。
(例)
髪のカットに行きたくないと言う。
↓
どうしたの? と聴く。
↓
前髪を切りたくないのだと分かる。
↓
前髪を残すように約束して、カットに行く。
「ぶきっちょ」「グズ」「ワガママ」
こんなことを言われると、子どもは素直なので、自分はそうなのだと思い込んでしまいます。
そして、ずっと言われ続けた場合、大人になってそのツケが現れることも珍しくないのです。
親が怒るのは、目の前の現象だけ。
でも、子どもは、自分全体のこととして受け取ってしまいます。
自分の全人格が、グズだと思い込んでしまうのです。
・怒るよりも、聴く。
・失敗を叱るよりも、よりよいやり方を教えるか、一緒に考える。
(続く)