城太郎日記 ユング心理学 スマートフォン版


カッとなって叱るより、話を聴いた方がいい。

言わない方がいい言葉(1)


ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス 著
石井千春 訳
「子どもが育つ魔法の言葉」より



<言わない方がいい言葉>


失敗した時


× 「何やってるの! ぶきっちょなんだから!」

 ↓

「どうして、○○しちゃったの?」


どうして失敗したか話し合い、学ぶ。




グズグズして、約束を守らない時


× 「ワガママ言わない!」

 ↓

「どうしたの?」


何かしたくないことや、他にしたいことがあるのかもしれない。

話を聴けば、解決法が出てくるかも。


(例)

髪のカットに行きたくないと言う。

 ↓

どうしたの? と聴く。

 ↓

前髪を切りたくないのだと分かる。

 ↓

前髪を残すように約束して、カットに行く。




「ぶきっちょ」「グズ」「ワガママ」

こんなことを言われると、子どもは素直なので、自分はそうなのだと思い込んでしまいます。

そして、ずっと言われ続けた場合、大人になってそのツケが現れることも珍しくないのです。


親が怒るのは、目の前の現象だけ。

でも、子どもは、自分全体のこととして受け取ってしまいます。

自分の全人格が、グズだと思い込んでしまうのです。


・怒るよりも、聴く。
・失敗を叱るよりも、よりよいやり方を教えるか、一緒に考える。



(続く)




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