タイプ論について。
外向型と内向型。

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■ 性格には 何があるの?

ユングは性格について、2つの態度と、4つの機能に分類しました。

この2×4で、8つの性格に分類されます。



[2つの態度]

態度は、外向的な態度と内向的な態度に分かれる。

これは、その人の関心が外に向いているか、内に向いているかで、変わってきます。

といっても、まったく外向的とか、まったく内向的とか、そういうことはなくて、両方持つけれど、どちらかといえば外向的とか、どちらかといえば内向的とか、そういう風に分かれます。

人は、内側に向いてばかりでは、生活できません。また、内側を無視しても、生活できない。

その割合は別にして、内にも外にも、関心を向けるものです。

ただ、そんな中で、おおむね外の方に関心があるとか、おおむね内の方に関心があるとか、そういった好みみたいなものが出てくる。



[外向型の特徴]

・活動的、積極的。
・感情を外によく表す。

・社交的。
・人の中にいても、苦にならない。
・みんなと話すのが好き。


[内向型]

・内気で控えめ。
・注意深いが、実行力にかける。

・感情はあまり外に出さない。
・ひとりの時間を好む。
・人と話すのは、あまり好きでない。
・考えたり想像するのが好き。



外向と内向にはこれらの傾向がありますが、「どんな場にいるか?」でも変わりますよね。

内向的な人も、親しい友だちの前では感情をよく表し、普段よりためらいがなかったりする。

くだけた感じになって、冗談を言い合ったりもする。

また、外向的な人だって、式典や偉い人の前だと、活動を抑えたり、感情を出すのを控えたりします。

このように、場合場合で、出てくる態度が変わるものです。

我々は時に、態度を変えることをよしとしない部分がありますが、場合場合で態度を変えるのは悪いことではないし、むしろ必要な場合だってある。

態度を変えるのがいけないからと、目上の人に友だちみたいに話すのは、やっぱり違うわけです。ただ、人を見て相手を軽んじるとか、そういうのも困る。

ここら辺は、礼儀の話ですね。

こういうのはペルソナ(仮面)にも関係しますが、それはまた別の機会に。




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